気分屋まっちの捻くれブログ

完全なる気分屋「まっち」が特にテーマもなく気になることを日記にしてみますよ。

アフリカ初 イスラム教徒初の力士 大砂嵐 力士を志したキッカケの取り組み

4月26日放送のジョブチューンにアフリカ出身でイスラム教徒初の力士 大砂嵐関が出演されました。

 

今ではモンゴル、ブラジル、ヨーロッパなど世界各国から力士を目指す若者が集まる相撲界ですが、大砂嵐は相撲界で初めてとなるアフリカ出身&イスラム教徒。

生活スタイルや食文化の違いから、入門当初は相当苦労された大砂嵐ですが、今や歴史的に見ても相当な早さで出世をしている、今もっとも注目すべき力士と成長しました。

 

敬虔なイスラム教徒である彼は、宗教上の理由から豚食がNGであるだけでなく、それがたとえ場所中であっても行わなければならないラマダンという断食の風習があります。

夏場所の期間中にラマダンがある場合は、日の出ている時間帯は何を口にしてもいけないということで、本来なら特に力をつけなくてはいけないはずの場所中に最大7kgも体重が落ちてしまったということもありました。

 

そんな生活が事前に分かっていたにも関わらずなぜ彼は日本の相撲界へと飛び込んできたのでしょうか?

 

もともとエジプトで相撲を経験していた大砂嵐ですが、エジプトで見た、とある取り組みがキッカケとなったそうです。。

 

それが平成13年の夏場所貴乃花武蔵丸の優勝決定戦の一番でした。

その前日、取り組み中に右ひざ半月板損傷という大けがをしてしまった貴乃花、結びの一番では強敵武蔵丸と対戦することとなったのですが、けがの影響もあり立ち合いの瞬間に変化をした武蔵丸にいとも簡単に負けてしまいました。

 

この一番により13勝2敗と相星となって両力士は再度優勝決定戦で相まみえます。

その取り組みは今も語り草となっていますが、けがをもろともせずに戦い優勝を勝ち取った貴乃花の雄姿に全国の相撲ファンのみならず、多くの人の心に残る取り組みとなりました。

当時の小泉首相もこんな名言を残していますね。

「痛みをこらえよく戦った!感動した!おめでとう!!」

 

大砂嵐はこの取り組みを見て自分もお相撲さんになるという決意を固めました。

 

まだまだこれから相撲道を探求していかなくてはいけない彼ではありますが、持ち前のパワーにこれから上手さが加わってくれば三役は当たり前で、優勝を勝ち取る日も遠くはないのではないでしょうか?

 


貴乃花の天皇賜杯 〜クライマックス〜 - YouTube