気分屋まっちの捻くれブログ

完全なる気分屋「まっち」が特にテーマもなく気になることを日記にしてみますよ。

アニメ業界の光と闇 華やかさの裏に潜む過酷労働

たまたまニュースサイトを回遊していたらこんな記事を目にしました。

アニメ製作社員の自殺
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140425-00000562-san-soci

今や世界を席巻するクールジャパンの旗頭ともいうべきアニメコンテンツ。

年間に何百本とリリースされるアニメコンテンツですが、その裏側では視聴者の想像もしえない世界が広がっているといえます。

日本のアニメは世界一。
これは全世界の人間で異を唱える人はいないでしょう。
ストーリー、映像、設定、脚本、販売手法などどれをとっても日本以外の追随を許さないまでに日本のアニメは業界は巨大コンテンツ、巨大マーケットとなりました。

今や世界中のアニメファンが日本のアニメに憧れ、世界中で日本アニメのエクスポが開催されています。

政府もそんなムーブメントに乗った形でクールジャパン政策をとり、今や官民合同となる形で日本アニメを輸出産業として成長させようと躍起になっています。

なぜ日本のアニメがここまで海外にウケているのかは明確な理由があるのですがここでは脱線となるのでまた別の機会に紹介させていただければと思いますが、この一大コンテンツと化したアニメ業界にも闇といえる部分は存在します。

それは現場のアニメーターの過酷労働です。

制作会社の規模や作品をリリースするスパンにもよりますが、全てに例外なくいえるのがアニメーターの粗末な扱いということです。

例えば、その季で覇権を握るようなアニメがあるとして、DVD/BD他、関連グッズの売り上げも好調な作品があります。
二期も期待されるような成績であったとしても現場のアニメーターの扱いは変わりません。

そうです。利権のほとんどが版権元や音楽出版社、ほか大手の代理店などが持っていくからです。

アニメが人気を博した現在、アニメーターの休息の時間はなく、売り上げは上流に持っていかれる。

過剰労働にも関わらず給料は一般サラリーマンの半分程度。

皆さんはこの状況耐えられますか?


声高に打ち出されているクールジャパン。
それを支えているのはこういった人たちです。

まっちが思うのは、会社ごとの売り上げも大事ですが、下支えをしている現場のクリエーターにもっと還元してあげてほしいということです。

TPP妥結したら著作権ルールもアメリカルールが採用されて同人業界も潰されますよ。

本当に好きな人じゃなきゃ勤まらないような業界の仕組みがある限り、どんなに隆盛を極めたとしても未来はないですよ。

政府は表面だけをなぞるんではなく、もっと実態を見た上で真のクールジャパンを推進してもらいたいと思います。

マジで何か手を打たなきゃ日本のアニメヤバイですよ!